SMAPの冠番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)の最終回で、リーダーの中居正広さんがラストステージでみせた振り付けが話題を呼んでいる。
各ワイドショーでも見解は分かれるようで、ナレーションやコメンテーターの説明にも差が出ていた。
「とくダネ!」は「ひとりひとり消えて、最後にバイバイ」
2016年12月26日に放送されたスマスマ最終回では、番組最後に5人によるラストステージの収録映像が流れた。メンバーは色とりどり花をバックに「世界に一つだけの花」を熱唱。その際、カメラが中居さんの手を大映しにする場面があった。
曲終盤のサビの後、中居さんは頭上に掲げた拳を大きく広げ、指を1本ずつ折っていった。5本を折り終えると、再び手をパッと広げ、左右に素早く振ってみせたのだ。この動作はもともとの振り付けにはなく、普段は拳からサムアップにしたり、ピースサインにしたりすることが多かった。
時間にしてわずか数秒のこの動作に、中居さんがどのような意味を込めたのかは分からない。ただ、最終回ではメンバーの生出演シーンは一切なく、番組終了や年内解散について語るVTRも用意されなかったため、ファンらはこれを中居さんからの唯一のメッセージと受け取り、大きな関心を寄せた。
翌27日には、このシーンを取り上げる情報番組が目立った。
スマスマと同じフジテレビ系の「とくダネ!」では、手の動きのスローモーション映像とともにこんなナレーションが入った。
「突き上げられた中居正広さんの拳が開く。5人のSMAPがひとりひとり消えて、最後にバイバイ」
1本ずつ指が折られていく様を、メンバー1人1人がグループを去る姿と捉えたようだ。
三田アナ「『またね』の手の振り方」
同じくフジ系の「直撃LIVE グッディ!」では、大村正樹アナが手の写真を見せながら「カウントダウンというか。パー、4、3、2、1、グー」と説明した。指をメンバーに見立てはしなかったが、指降りが「終わり」に向かっているという解釈は「とくダネ!」と同様だ。
ただ、これには三田友梨佳アナが異議を唱えた。「私は1、2、3、4、5だと思って」と切り出すと、「1、2、3、4、5人がギュっと集まって、また戻ってくるから『またね』の手の振り方。さよならのバイバイじゃない」と自身の見立てを披露した。
「またね」という解釈は、テレビ朝日系の「ワイド!スクランブル」で大下容子アナも触れていた。感想を聞かれた大下アナは目を潤ませながら、
「リーダー中居さんの万感の思いがこもったメッセージだったなぁと思います。バイバイなのか、『またね』って思いたいところもあり...。本当にリーダーとして素晴らしかったなぁとおもいますね」
とコメント。永遠の別れではない「またね」のメッセージであることに期待したいという立場だった。なお、大下アナは同局のバラエティー番組「SmaSTATION!!」で香取慎吾さんと長年共演しており、解散発表時には「非常に不条理なものを感じる」「メンバーは誰も悪くない」などと発言し、注目を集めた。
中居さんの手の動きについてはファンらの間でも見解は分かれているようで、ネット上でも
「中居くんなりにSMAPのサヨナラしたのかなって思うと涙が止まらない...」
「『僕たち5人は解散します。さようなら』っていうメッセージだと感じた」
といった声もあれば、
「『さようなら』じゃなくて『5人はここにいるよ』の合図だと思ってる」
「『5人は繋がってるから信じて待ってろよ、またなっ』って意味であってほしい」
といった反応もみられる。