チャイナ・デイリー「国民からの支持を固めるためのショー」
中国の英字紙、チャイナ・デイリー(電子版)は12月27日付で「及び腰の和解はアジア・太平洋をかき回すことになりそうだ」と題した論説記事を掲載。安倍首相が真珠湾で謝罪せず、オバマ氏も16年6月の広島訪問時に原爆投下について謝罪しなかったことを引き合いに、
「もし謝罪がないのであれは、日本政府と米国政府は、単に日米同盟強化に対する国民からの支持を固めるためのショーを行っているにすぎず、どうして真の和解がありえようか」
「今の指導者が強情に歴史を修正し、戦時下の出来事を覆い隠そうとする時に、どうやって日本が過去の過ちを繰り返さないというメッセージを送ることができるのだろうか」
などと批判。その上で、
「日米が政治課題で一致点を追い求める分、アジア太平洋には乱気流が吹き荒れそうだ」
などとして日米同盟が東アジア安定を損なうともとれる独自の主張を展開した。