旭酒造「価格の影響はないと思います」
ショッピングサイト各種を12月27日の時点で見ると、「獺祭」の商品は、定価より何割か高くなっており、中には倍ぐらいの値が付いているものもあった。ヤフーオークションでは、定価ぐらいの値が多かった。
在庫が不足していることを反映し、旭酒造のホームページでは、商品を届けるまでに約2か月かかると書かれている。それが定価よりやや高くなっている理由らしいが、自主回収によってさらに価格が高くなったりするなどの可能性はあるのだろうか。
旭酒造の広報課では27日、回収分は年間生産量の1%にも満たないなどとして、「今回のことでは、価格の影響はないと思います」とJ-CASTニュースの取材に答えた。この日は、消費者から約50件の問い合わせがあり、商品を返したり交換したりすることを希望するものなどだったという。
今回混入した虫は、まだ特定されていないものの、ショウジョウバエの一種ではないかという。原因としては、酒蔵のすき間から入ったか、出入りの従業員に付着していたか、など偶発的な要因が考えられるとしている。
酒蔵は、12年に新築したものだったが、旭酒造では、お酒を充てんするブースには風圧をかけて外気が入らないなどの対策はしていたと言っている。