将棋の三浦弘行九段(42)が対局中に将棋ソフトを不正使用したと疑われ出場停止処分を受けた問題で、日本将棋連盟の谷川浩司会長が2016年12月27日に記者会見を開き、
「三浦九段につらい思いをさせたことを本当に申し訳なく思っている」
などと謝罪した。出場停止中に三浦九段が受けた損害の補償の検討や、自身を含む連盟執行部を減給処分とする方針も明らかにした。
日本将棋連盟は不正疑惑を受け、10月に三浦九段を年内の出場停止処分にしたが、同連盟が設けた第三者調査委員会は12月26日に不正の根拠はなかった、と結論づける報告を出していた。
三浦九段は27日の会見で、自らを出場停止にした連盟の対応に疑問を示していた。