今度はブチ切れ配達員 「また佐川急便」は偶然か

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「今回起きたことに関して、紐付けるものは何もない」と同社広報

   同社は22日、

「年末の荷物量の増加に伴い、全国的に集荷・配達の遅延が見込まれます。また、時間により管轄営業所へのお電話もつながりにくい状況となっております」

といったお知らせと謝罪を出すことになった。またこの日、都内で駐車違反した運転手の処罰を免れる目的で身代わりとして別人を出頭させた問題について、

「11月22日に警視庁に逮捕されました従業員が、交通違反に係る犯人隠避教唆の容疑で略式起訴されたことは誠に遺憾であり、関係者の方々にご迷惑とご心配をおかけしましたこと、お詫び申し上げます」

と謝罪した。犯人隠避と同教唆の罪で同社の25人が略式起訴されている。ネット上ではあまりの不祥事続きにあっけにとられる人が多く、企業批判だけでなく、

「会社のシステムが狂っているのであり、従業員が可愛そうだ」

などといった同情や、「どこかの企業に仕掛けられているのではないか?」といった陰謀論まで出る事になった。宅配便会社を指導する全日本トラック協会の関係者はJ-CASTニュースの27日の取材に対し、宅配業界で佐川の「事件」がこのところ突出しているとし、

「企業の姿勢に問題があるのではないか」

などと語っていた。一方である経済評論家は、

「こうした業界に携わる人の数は非常に多く、また、叩けば色々とほこりが出る体質であることから、佐川の件は氷山の一角で、たまたま連続して表面化したに過ぎないのではないか」

と語っていた。

   また、佐川広報に27日、こうしたことが連続して起こるのは人手不足、勤務超過など社内の体制に問題があるのではないか、と質問をぶつけると、

「今回起きたことに関して、紐付けることは何もありません」

と否定した。そして、このような事が起こらないよう従業員へのモラル教育の再徹底を行いたいと話していた。

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