今しか食べられない「天然のインスリン」
「糖尿病専門医として期待できる」「おいしいので取り入れやすい」「便秘に効果がありそう」などとして、500人中323人が推薦したのが、熊本・阿蘇地方で生産されている、「天然のインスリン」とも呼ばれる「菊芋(キクイモ)」だ。
インスリンは血糖値の上昇を抑えるホルモンだが、血糖値が急上昇してインスリンが大量に放出されると、血管を痛め付けてしまう。
菊芋に含まれる「イヌリン」という水溶性食物繊維は、糖質や脂質の吸収を抑える効果があり、インスリンの分泌も抑えられ、血管が傷付くのを防げる。さらに腸内環境を整え、便秘改善や美肌効果も期待できる。
11月中旬から3月が旬で、日持ちはしないので、まさに今しか食べられない食材だ。
地元では「菊芋の天ぷら」が一般的な食べ方で、生のまま食べる「菊芋のサラダ」、しょう油だけで味付けした「菊芋のきんぴら」などもある。
きんぴらを試食したMCの小島瑠璃子「ジャガイモ卒業してもいいくらい好きです。イモは菊芋でいいかも」
そのほか、牛乳などに混ぜて飲む「菊芋パウダー」や、スライスした菊芋を温泉の地熱を利用して乾燥させた「菊芋チップス」などの加工品も販売されている。