大阪市営地下鉄では停電
確かに、人身事故や車両点検と違い、なかなか見慣れない遅延理由ではある。しかし、断線事故は実際に起こっている。つい先日の16年12月11日には、大阪市西成区の市営地下鉄堺筋線動物園前~恵美須町間で天下茶屋発高槻市行きの列車のパンタグラフにアルミ風船が巻き付き、同線内が停電した。
過去には、00年2月4日、東急新玉川線(現在の田園都市線)三軒茶屋~駒沢大学間の送電線が切れ、停電。新玉川線と田園都市線(当時は二子玉川~中央林間)、さらには同線に乗り入れる営団地下鉄(現在の東京メトロ)半蔵門線の全線がおよそ3時間不通となった。後の調査で、断線の原因がアルミ製の風船だと判明している。
年末年始でイベントの相次ぐこの季節、手を放していけないのは、パートナーや子どもの手だけではないようだ。