三菱重工業の宮永俊一社長が報道各社のインタビューに応じ、子会社の三菱航空機が開発を進めている初の国産ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)について5度目の納入延期を示唆した。2016年12月26日に共同通信などが報じた。
2018年半ばとしていた初号機納入時期について「守れるという状況にはまだない」、「どれくらいかかるか読みづらい状態」などと述べた。また、開発に「想定外の費用が掛かっている」とも明かした。現在試験飛行の段階にあるMRJは、機器のトラブルなどが相次ぎ、これまで4回初号機納入を延期している。