湘南の八百屋主人「あり得ませんね」
確かにナチュラルメークを施した笑顔の女性は、すっぴん&伏し目がちな女性よりも好印象であることは間違いない。ただ、メーク効果で値段を「負けてもらえる」のかどうかは微妙なところだ。
試しに記者が湘南エリアにある八百屋の男性主人に話を聞いてみると、「あり得ませんね」と一蹴。
「お得意さんにオマケするようなことはありますが、それもたまにですよ。メークがどうとか、美人だからどうとかっていうことは、まずないです」
と断言した。
湘南在住のアラサー女性も「八百屋さんで負けてもらったことですか?一度もないですね」と首をかしげる。女性はナチュラルメークの美人だが、「小さいころにお使いでお菓子をもらったことはありますが、それきりです」という。
「そもそもこのあたりは八百屋さんがあまり多くないので、地元の人たちは基本的にはスーパーを利用することがほとんどだと思いますよ。『湘南奥様』と呼ばれるような女性であれば、鎌倉の高級スーパーなんかを使っているのでは?」
と話すのは湘南在住の50代女性。「そんなメークが流行っているんですか?」と笑った。
ともあれ、話題を呼ぶのに十分な「名コピー」であったことは確かだ。ちなみに買い物メークの指南ページでは、6900円のアイブロウパレットや8500円の化粧下地などが紹介されていた。