「本当に、申し訳ありませんでした......」――清原和博氏(49)はカメラに向かい、深々と頭を下げた。2016年12月24日夜、清原氏がテレビ画面に姿を現した。
スーツに、七三にセットした髪。体重は逮捕時よりも増えたというが、むしろやつれたように見える顔つき。これに対してネットで上では、「え!?清原さん別人やん...」「清原一気に老け込んだな」といった嘆息が、ツイッターなどに一斉に書き込まれた。
インタビュー本編は来週、ファン肩透かし
覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されてから10カ月あまり、清原氏が沈黙を破り、スポーツニッポンとTBSの取材に答えた。12月24日のスポニチ紙面ではそのインタビューが文章の形で、そして同日夜の「新・情報7days ニュースキャスター」(TBS系)では、短いながらも、その肉声が久しぶりに視聴者のもとに届けられた。
カメラを前にした清原氏は、トレードマークだった真っ黒な肌もすっかり白くなり、もみあげなどは以前からの白髪がより目立つように。放映された範囲では、しゃべる言葉もややたどたどしく、額からはひどく汗が噴き出すなど、「番長」と呼ばれたかつてからは想像もつかない姿であり、視聴者の間にショックが広がった。
ただ、この日の放送は、あくまで「予告」。インタビュー本編は29日の同番組のスペシャルで放映されるとされ、番組ではその「さわり」が細切れに流されるに留まった。番組表などでは、
「清原和博氏を独占取材!10か月ぶりカメラの前に衝撃の逮捕と"謝罪"」
などと紹介されていただけに、「清原インタビュー来週かよ」「うわぁー、清原のインタビュー メチャ楽しみにしとったのに」「泣きそうだったのに...」と肩透かしを食った、との声も見られた。
乙武さん「一ファンとしていつまでも応援」とエール
一方、同時に行われたとされるスポニチのインタビューは、留置場でのつらい体験などを語りつつ、薬物の恐ろしさを「怪物」「悪魔」と表現し、不安を吐露しながらも治療を志す清原氏の決意が強くにじむ内容となっている。
その姿には、作家の乙武洋匡さんがツイッターで、
「薬物使用者に必要なのは罰よりも治療であるということを実感させられる生々しいインタビュー。一生続いていくというその闘いを、一ファンとしていつまでも応援しております」
とエールを送ったのをはじめ、ツイッターなどで
「がんばれ。いつまでもファンだ!応援してる」
「俺は応援してるぞ。ヒーローなんだからな」
と、多くの励ましの声も寄せられている。