「SMAP紅白辞退、ほっとしてる」「これでよかった」――そんなファンの声が、ツイッターなどで相次いだ。
2016年12月23日、ジャニーズ事務所が、SMAPのNHK紅白歌合戦出場を、正式に辞退したことを発表した。19日付で出されたというメンバー名義の手紙では、「『SMAP×SMAP』を自分たちのラストステージとさせて頂きたい」との理由が記されている。
「無理に出された5人の表情なんて耐えられない」
SMAPの紅白出場をめぐっては、NHKは「交渉中」であることを繰り返し表明しており、「手紙」の日付の2日後、21日の会見でも、NHKの木田幸紀放送総局長が、まだ交渉が続いているとしていた。メンバーと親交が深いとされるタモリさんのゲスト出演が決まったこともあり、週刊誌では「出場へ」といった報道もあった。
こうした中での「辞退」に、ファンはさぞ残念がっているはず――と思いきや、冒頭に挙げたように、むしろ安堵の声が少なくない。
「もし出たとしても本人たちの思惑と違うことも起こるんだろうなぁ、と思ってたので、ちょっとほっとしてる」
「紅白辞退、ファンはまったく可哀想ではないですから。ほっと胸を撫で下ろしてる人が多いと思います」
「心からよかったと思う紅白辞退。無理に出されたSMAPの5人の表情なんてたえられないからさ。5人が穏やかな年末を過ごせることを願います」
今回も「手紙」には直筆署名なし
また、NHKへの厳しいコメントもあった。
「『ファンの思いがSMAPに届かず』とか言ってるけど、ファンが紅白出てほしいって勘違いしてる時点で『ファンの思いがNHKに届かず』だよね」
なお、23日の「NHKニュース7」で紹介されたSMAPからの「辞退」を伝える手紙は、メンバー5人の連名となっているが、印刷された書面であり、サインなども含めて5人の直筆の部分はない。8月に報道各社に送られた解散発表のFAXも同様のスタイルであり、こうしたこともあってファンからは、今回の紅白不出場も含め、どこまでメンバーの意思が反映されているのか、などといった議論もある。