花粉症対策に取り組む「花粉問題対策事業者協議会」(JAPOC)は2016年12月15日、花粉対策用マスク製品、同メガネ製品の認証制度を開始したと発表した。
あわせて、同協議会が制定した性能評価試験をクリアし、認証を受けた2社18製品のリストをJAPOCのウェブサイトで公開した。
花粉の遮断性、長時間装着時の快適性を評価
JAPOCは、家電メーカーや製薬会社など大手12社が会員となり、文部科学省や林野庁、経済産業省が後援する任意団体で、日本人の国民病とも言われる花粉症の効果的・効率的な対策に関する研究・啓発活動を行っている。
JAPOCのウェブサイトによると、新たな認証制度では、花粉の遮断性や、長時間装着時の快適性といった観点から、性能評価試験を行う。マスクは息苦しくならないか、メガネは密閉性に加え、マスクとの併用時に曇りづらく設計されているかについて評価項目を設定している。制定にあたり、有識者や各種研究機関の知見を取り入れた。
同時に発表された認証製品は、名古屋眼鏡(本社・名古屋市)のメガネ「スカッシースタイル」など8製品と、ユニ・チャームのマスク「超立体マスク 花粉用スーパー」など10製品だった。