副市長は「仕掛けられたと思っている」
陳情は市内の男性から12月21日に提出された。田中副市長が15年11月から16年11月26日まで、市内の元マージャン店に「頻繁に出入りされている事実」を確認しているとする内容で、
「ある時は、平日の午後2時過ぎから夜の10時頃まで、ある時は、5時過ぎから10時過ぎまで滞在されております」
と指摘。この元マージャン店には、同じ時刻に元マージャン店のオーナー夫妻と、17年4月に市内の斎場の指定管理者になる会社の社長も含まれていたとして、
「特別公務員と言えども、勤務時間内に特定業者と何故に会われる用事があったのか、何をされていたのか、指定管理者の提案に関しての働きかけ有無等を、議会において調査され市民に報告して頂きますよう陳情いたします」
などと調査を求めていた。陳情には、元マージャン店に出入りする様子を収めたDVDも添付されていた。
この陳情との関係は不明だが、今回の件が発覚した経緯について、西日本新聞は
「副市長が第三者から市内の元店舗に出入りする画像を突きつけられて交渉を迫られ、飯塚署に相談していた」
と報じている。田中副市長は、西日本新聞の取材に対して
「私がいると迷惑する人がおり、仕掛けられたと思っている」
と答えている。市議会でも、田中副市長は発言は事実だと認めながらも、誰が「仕掛けた」のかや、そう考えた具体的な根拠は示さなかった。