スマートフォンは日常生活に欠かせないアイテムになった。総務省の「2016年版情報通信白書」によると、日本でのスマホの普及率は60.2%に達した(20~60代1000人を対象とするアンケート調査)。スマホの契約会社はNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの3大キャリアを筆頭に、「格安スマホ(SIMフリースマホ)」と呼ばれる新規サービスへ広がりを見せている。
3大キャリアと格安スマホの違い
「格安スマホ」とは、NTTドコモやKDDI(au)などの通信回線の一部を借りている事業者「MVNO」の回線と組み合わさっているスマホサービスを指す。「格安スマホ元年」と呼ばれた2015年の勢いそのままに、3大キャリアから格安スマホへの移行が後を絶たない。楽天モバイルやLINEモバイル、mineo、UQモバイル、エキサイトモバイルなど、多くの事業者が格安スマホを提供している。
3大キャリアと格安スマホには一体、どんな違いがあるのか。MMD研究所がスマホを利用する10代以上の男女1097人(3大キャリアにY!Mobileを加えた4キャリアの利用者が551人、格安SIM利用者546人)に調査したアンケート結果がある。月々のデータ通信利用量は、4キャリア利用者では「わからない」が18.7%を占め、格安SIM利用者では8.4%だった。契約している通信プランがわからないと回答した人が、格安SIM利用者では5.9%に対し、4キャリア利用者では20.1%と差が出る結果となった。4キャリアの利用者は格安スマホ利用者と比べ、月々の通信料や契約内容を把握していないことは明らかだ。
※https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1560.html
同じくスマホのデータ通信量に対する節約意識を調査すると、4キャリア利用者は「かなり意識している」20.3%で「やや意識している」33.0%だったが、格安SIM利用者は「かなり意識している」28.9%で「やや意識している」36.3%だった。合計すると、両者には10ポイント以上の差が付いている。月々の通信量や契約内容を把握できていない多くのスマホユーザーにとっては、まだ格安スマホのメリットが分かりづらく、足踏みしている状態かもしれない。
エキサイトの格安スマホサービス「エキサイトモバイル」に注目
料金に対する意識の高いスマホユーザーに対して、細かな契約プランを用意するのが、一般的な格安スマホの特徴とされるが、正確に把握するのは難しい。そんな人の間で注目されているのが、エキサイトの格安スマホサービス「エキサイトモバイル」に代表される従量制の料金体系だ。毎月一定額の「定額プラン」の他、使った分だけ支払う「最適料金プラン」も選択できるようになっている。
エキサイトが2016年11月、エキサイトモバイルの利用者中445人に実施したアンケート調査によると、利用プランの内訳は最適料金プランが85%、定額プランが15%だった。最適料金プランの利用者には、定額プランでなく最適料金プランを選んだ理由もたずねた(複数回答可)。すると、「定額プランだとデータ量が少ない月は費用が割高になるから」と答えた人が61%、「料金が1GB刻みと細かいので余分な支出がなくなるから」と答えた人が43%に上り、根底には一般的な定額プランに対する不満があることが浮き彫りになった。
※http://corp.excite.co.jp/enquete/excitemobile20161207/
エキサイトモバイルの最適料金プランでは、SIMカード1枚のコースの場合、低速データ通信のみで500 円(税抜)、500MBまで630 円、1GBまで660 円、2GBまで770 円、3GBまで880 円...。9GBでも2200円なので、音声通話機能700円分を合わせても、月額2900円の支払いで済むことになる。
ちなみにSIMの上限は10GB、「ついつい使いすぎて...」といって青天井に金額が上がるわけではないので安心だ。もちろん、10GB以降も1GB単位で別途申請すれば上げることができる。
※料金はすべて税抜き
1GB刻みのデータ通信量で価格を設定しており、利用量に対する費用対効果が高い。節約する意識の有無にかかわらず、リーズナブルにスマホ生活を楽しめそうだ。10GBまでは上限を意識する必要がないので、日々のスマホ利用でストレスを感じることもない。
家族利用にもおすすめ
このエキサイトモバイルでは、1つの契約につき最大5枚のSIMカードを使うことができる。上記エキサイトモバイルアンケート調査によると、申し込んでいるSIMカードの枚数は「1枚」と答えたのが37%にとどまり、複数枚の利用者が63%を占めた。「3枚」が56%、「4枚」が4%、「5枚」が3%だったという。複数枚利用者の中では、「本人のみ利用」が31%なのに対し、「本人と家族併用」63%で「本人以外が利用」6%となり、家族利用の実態が明らかとなった。併用者の内訳は「配偶者」72%、「子供」66%,「両親」23%だったという。SIM3枚コースでも新規契約手数料が1枚コースと同額に抑えられている点なども嬉しいポイントだ。
端末に目を移すと、エキサイトでは「HUAWEI P9lite」「ASUS Zenfone3 Laser」といったエントリーモデルから「HUAWEI Mate9」「ASUS Zenfone3」といったハイスペックモデルまで取り揃えている。
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