「鑑定団」、曜変天目茶碗に2500万円 「意外と安い」と思われるワケ

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中島誠之助「曜変天目に間違いございません」

   中島さんの解説が始まる。番組開始以来の「最大の発見」だとし、12~13世紀の中国の南宋時代、福建・建窯で焼かれた「曜変天目に間違いございません」と断言。曜変天目は世界に3点しかなく、「4点目が確認された」とも言い添えた。さらに、

「もし、(三好長慶から伝わった)この茶碗が、(織田)信長、(豊臣)秀吉、そして徳川家康が持っていて現在に伝わったのなら、国宝になっていたかもしれない」

と説明し、「大名品です」と太鼓判を押した。

   放送をうけ、ツイッターなどでは驚きが広がった。ただ、「2500万円」の鑑定額をめぐっては

「安っ!」
「たったの2500万円らしいですね。倍額の5000万円でもオークションに出したら、即決だと思います」
「曜変天目茶碗が2500万円は安すぎる」

といった声が出ていた。中には、相続税への配慮から2500万円に鑑定額が抑えられたのではないか、といった推測を書き込む人も。「2500万円」が、生前贈与に特別控除を認める「相続時精算課税制度」の限度額である事からの類推なのかもしれない。

   放送の翌21日、番組内容は新聞記事にもなり、同日付の日経新聞朝刊(第2社会面、東京最終版)などが報じた。

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