近年、注目されている栄養素「ファイトケミカルス」。野菜や果物など植物を中心とした天然物だけが持つ化学成分で、炭水化物やたんぱく質、ビタミンなどの6大栄養素に続き、健康や美容に好影響をもたらす「第7の栄養素」として認知度が高まっている。
アムウェイは栄養補給食品の世界的ブランド『ニュートリライト』を中心に、ファイトケミカルスの研究を牽引している。ファイトケミカルスがどのように健康増進に貢献するのか、細胞レベルで理解を深めて活用するための活動を続けてきた。ファイトケミカルスを豊富に含むサプリメントも開発している。
ニュートリライト設立当初から自社農場を運営。収穫された植物は数時間以内に農場内の施設で加工し、最高の状態で豊かな栄養素を抽出するなど、こだわりの独自製法を採用。現代人の健康を守るために、ファイトケミカルスを通じて植物の力を届けているのだ。
そのファイトケミカルスについて学べるトークイベントが、11月28日に開催された。人気タレントLiLiCo&モデルRINAが登壇し、専門家らとファイトケミカルスやオーガニックにまつわる知識を交換し合った。
活性酸素を吸収する植物のパワー
ファイトケミカルスの最大の特長は、余分な活性酸素を吸収する性質を持っていること。活性酸素とは、細胞を酸化させ老化を進行させる物質だ。ストレスや飲酒、大気汚染などさまざまな要因によって増加してしまうため、健康・美容面で悩みの種になる。
そんな活性酸素を吸収する性質を持つファイトケミカルスは、植物が紫外線や雑菌などの外的要因から自分の身を守るために作り出したものだそう。ちなみに、ファイトケミカルスが多く含まれるのは、野菜や果物の"皮や種"など普段捨ててしまう部分だ。
そのため、なかなか多く摂取量できないことが難点。栄養素「ファイトケミカルス」の大切さを啓発し、世界中の人々の健康の増進にニュートリションの一部として、有効に利用していくことを目的に活動するGlobal Phytonutrient Society(国際ファイトニュートリエント学会)の代表をつとめる、東北大学の宮澤陽夫教授は、「日本人は全世代にわたって、野菜や果物の摂取量が少ない状況です。ファイトケミカルスをうまく摂取することで健康維持につなげて欲しいです」と語る。