堺雅人、演技参考は「無双」か「BASARA」か 「真田丸」立ちまわりの真相

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   好評の中で最終回を迎えたNHK大河ドラマ「真田丸」。真田幸村役の堺雅人さん(43)が主演を務める上で演技の参考にしたテレビゲームがある、と放送中から話題になっていたが、その真相が明らかになった。

   ネット上では実在した武将が登場するバトルアクション「戦国無双」と「戦国BASARA」が取り沙汰されていて、果たしてどちらなのだろうか。

  • 境雅人さんはゲームオタクだった?(2013年10月22日撮影)
    境雅人さんはゲームオタクだった?(2013年10月22日撮影)
  • 境雅人さんはゲームオタクだった?(2013年10月22日撮影)

エキストラ芸人が「戦国BASARA」と証言

   「戦国無双」はコーエーテクモゲームスが2004年からシリーズ化していて、「戦国BASARA」は05年からカプコンがシリーズ化を始めた。どちらも真田幸村がメインキャラで、槍を持ち激しいアクションで何十、何百という敵を一気に打ち倒すのが特徴だ。

   堺さんが演技の参考にしたのはどちらのゲームなのか。当初は「戦国無双」とされてきた。というのも、「無双」は史実に比較的忠実で、槍を使ったバトルも実際のそれと近い形で描かれているからだ。一方の「BASARA」はファンタジー要素が強く、バトルはより派手で普通の人間では不可能な技を多用している。しかも、幸村は槍を2本両手に持って戦っているのだ。そのため、演技の参考にするなら「無双」だろうという予想が多かった。

   また、コーエーテクモゲームスは「真田丸」で使われた戦国時代の日本を再現する「フル3D 全国一枚マップ」のCG技術を提供し、監修としてドラマ制作に参加しているため、繋がりが深いと思われていた。

   それを覆したのが16年8月23日に配信されたUSTREAMの番組「ぶるぺん」だった。「真田丸」第三回にエキストラ出演したお笑い芸人の長谷川ヨシテルさん(30)が出演し、番組の裏話として、堺さんが「BASARA」を参考に槍さばきなどの演技をしていると聞いた、と明かしたのだ。これはネットニュースにもなり、話題は堺さんはゲームオタクなのか?などといった方向に流れた。

   そしてその「真相」が16年12月19日に明らかになった。もともと「無双」は旧コーエーのゲームで、その制作チーム「ω-Force(オメガフォース)」が公式ツイッターで堺さんの伝言を紹介したからだ。

「無双を楽しんでいる」と語っていた

   「真田丸」で使われた3D地図の技術提供と監修で制作に参加したオメガフォースは、「真田丸」の撮影終了パーティーに招かれた。その際に堺さんから、

「そういえばネット上で信繁の立ち回り、戦国BASARAを参考にしたって出てたんですけど、あれBASARAじゃなく無双の方ですから!」

と言われ、何かの機会に訂正すると約束をしたと、担当者がツイッターで打ち明けたのだ。オメガフォースの担当者は、

「私も記事を目にして『あれ?』って思ったのですが、ご本人より改めてお伝えいただけるとは...。ということで、訂正しときます。堺さん、本当にお疲れ様でした!」

とつぶやいている。

   本当に堺さんが参考にしたのは「BASARA」ではなく「無双」だったのか。J-CASTニュースが16年12月20日にコーエーテクモホールディングスに話を聞いてみたところ、同社広報は、

「ツイッターに出ているのは本当の事です。以前に堺さんが当社に取材に来られた際にも、無双を楽しんでいることをお話になられていましたからね」

と話していた。

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