J-CASTニュースの年末年始ワンクリック企画では、6つのジャンルについて、今後の行方を読者の皆さんと考えます。最終回は「社会」のジャンルの中から「地震」に焦点を当てます。
16年は最大震度7を観測した4月の熊本地震にはじまり、7月には関東地方で最大震度4~5の地震が連続して発生。11月には福島県内で最大震度5弱を観測し、約4年ぶりに津波警報も出るなど、地震への不安が絶えることのない1年でした。
5年経っても東日本大震災の余震続く
7月には、17日、19日、20日に茨城県や千葉県で最大震度4を観測。7月27日には、茨城県日立市と常陸太田市で震度5弱の揺れを観測しました。気象庁は7月27日の地震については東日本大震災のきっかけになった「東北地方太平洋沖地震」の余震だとの見方を示した上で、
「元々関東地方は地震活動が比較的あるところなので、これぐらい起こっても特に不思議ではない」
としています。11月22日早朝に福島県沖で起きたマグニチュード(M)7.4の地震も、東日本大震災の余震だと考えられています。この地震では最大震5弱を観測し、東日本大震災の余震でM7以上を観測するのは14年7月以来2年4か月ぶりで、津波警報を出すのは12年12月以来、約4年ぶりのことでした。震災の余震とは別に、10月21日には鳥取県中部を震源とする最大震度6弱の地震も起きました。南海トラフ巨大地震への警戒も必要です。2017年の「地震」についてうかがいます。