人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)がついに最終回を迎えようとする中、番組公式サイトに「聖地巡礼」への注意喚起が掲載された。
ファンが「逃げ恥」ロケ地のマンションを訪れ、写真撮影等を行っているというのだ。
「一般の方が生活する居住地です」
TBSは2016年12月17日、番組サイト上で
「最近、『逃げ恥』撮影ロケ地であるマンションを訪れ、写真等を撮影したり、住居スペースに入ったりと ご迷惑をおかけするという案件が出てきております」
と報告。
「快くお貸しいただいたロケ地は、ドラマで使用されてはいますが、一般の方が生活する居住地です。そのような行為はお控えいただきますよう、お願い申し上げます」
として自粛を呼びかけた。
脚本の野木亜紀子さんも18日、自身のツイッターで「皆さま何卒、近隣に迷惑がかからぬようお願いします」と投稿した。
みくり&平匡マンション「行ってきた」報告いくつも...
「逃げ恥」は横浜を舞台にしている。作中では市内にあるさまざまなスポットが使われており、ネット上には「聖地巡礼報告」が多数上がるようになっていた。ロケ地となったバーやレストランの中には、ホームページ等で出演をPRしているところもある。
しかし、住居となれば話は別だろう。特に、主人公の森山みくり(新垣結衣さん)と津崎平匡(星野源さん)が「契約結婚生活」を送るマンションは、「巡礼者」の間でも人気を集め、「行ってきた」報告がいくつも見つかるが、あくまで一般人も住む普通の住宅。写真撮影や住居スペース侵入はマナー違反、場合によっては法律違反だ。
自己最高視聴率を更新し続け、「恋ダンス」ブームを作りだした同ドラマも12月20日、ついに最終回を迎える。公式サイトの注意喚起では、
「『逃げ恥』をご覧になっている皆さま、ロケ場所をお貸しいただいた地域の皆さまにも 最終回を気持ちよく、楽しんでご覧いただけることを願っております」
と結んでいる。