「膣カンジダ症」を知らない若い女性が半数
また、「膣カンジダ症を発症したことがあるか」と尋ねると、6人に1人にあたる16.7%が「ある」と答え、そのうち54.0%が「再発した」と回答した。「腟カンジダ症」は、腟の中のカンジダ菌が増殖し、おりもの・かゆみなど不快な症状を起こす。菌自体は、健康な女性でも皮膚、口の中、消化管、腟に存在する「常在菌」だ。風邪や疲労、ストレスなどによる免疫力の低下やホルモンの変化によって、腟の中で増殖し発症する。女性の約20%が経験する。
膣カンジダ症に関する知識を尋ねると、全体の65.7%が「知っている」と答えたが、18~22歳の若い世代では約半数の53.5%だけだった。「知らなかった」と答えた人に「発症の原因」について聞くと、「性交渉による感染(性病)」を一番に挙げた人が83.2%もいた。性交渉も原因の1つになるが、正しくは「食生活の乱れ」や「ストレス」で、若い世代に病気の知識のない人が目立った。