特別な教育や研修メニューは用意していない
スターバックスコーヒージャパンでは、従業員が障害者だというだけで特別な対応はとらないとの方針だ。「大事なのはスタバ文化に同調してくれること。問題なく働けそうだと判断できれば店頭に立ってもらいます。業務内容のレベルを落とすことも基本的にはありません」と話す。
会社として、聴覚障害を持つ店員に特別な教育や研修メニューを用意してはいない。「店舗ごとに、その現場のベストな方法で接客に関する指導をしています」という。場合によっては、手話を覚えた別の店員がサポートして対応する。
ツイッターを見る限り、耳が不自由な店員の接客は概ね好評だが、接客中にトラブルが起きたことはないのだろうか。広報担当者によると「何かあればまず現場レベルで議論して解決するようにしています。必要があれば会社として対応しますが、これまでのところ耳が聞こえないからという理由で特に大きな問題は起こっておりません」。