頭痛ーる(Pocke,INC.)
冬本番、厳しい寒さが続き体調を崩す人もいるだろう。朝起きてなんとなくだるい、頭が痛い、そんなときは気候が原因かもしれない。
スマートフォンアプリ「頭痛ーる」は、天気や気温とともに気圧の変化の予想から、頭痛になりやすさを予測して通知する仕組みだ。
気圧がさがると「警戒」マーク表示
気圧や気温、湿度の変化にともなって体調不良になるのは、「気象病」と呼ばれる。特に気圧の急激な変化の影響が一番大きく、台風の接近により、頭痛や関節痛が悪化するのがこれにあたり、自律神経の乱れが原因とされる。
「頭痛ーる」では、頭痛を予測するための「気圧グラフ」が画面に表示される。自分の居住地や勤務先、通学先の住所を市区町村単位まで記録すると、その地点のグラフが見られる。
東京都千代田区に設定してみた。グラフは1時間ごとに区切られ、気圧の上下が折れ線グラフで示される。例えば2016年12月13日は、午前9時ごろからグラフは急降下を描き、14日午前3時まで下がり続けた。この間、グラフ上には赤く「警戒」マークが付けられていた。14日午前9時から、今度は気圧が徐々に上昇していくと、青い「通常」マークに変わった。以後、15日の日中までは気圧が安定していたが、深夜にかけてやや下りに転じて、一時的に「警戒」がともった。
気圧は全国マップの形でも見られる。12月16日は全国各地で「通常」だったが、翌17日の予報では広島、福岡、那覇が「やや注意」となった。なお気圧の状態は「警戒」「注意」「やや注意」「通常」の4段階で知らされる。
グラフを見ながら、アプリ内の「痛みノート」にその時の具合や、薬を飲んだかどうか記録をつけていくと、自分の体調と気圧の変化との関係が分かるようになる。「痛みノート」は、生年月日や性別、当てはまる症状を登録する必要がある。
翌日に気圧が大幅に下がると予想される場合は、アプリが前日の夕方に知らせてくれる。ただし対象地点は、東京、大阪、福岡など全国8都市に限られる。
自分の記録は90日間分保存できるので、体調管理に役立てられそうだ。