ハードゲーマー「1200円さえ払えば全部楽しめる!」
だが、マリオランをあくまでスマホゲームとして考えると、人それぞれ受け止め方が異なるようだ。背景には、国内のスマホゲームの多くが「基本無料+アイテム課金」の形をとっていることがある。
基本プレイは課金しなくても可能なため、ほとんどのライトゲーマーはこれでこと足りてしまうのだ。有料アプリであっても数百円程度でおさまるものが多い。そのため「買い切り型1200円」は、日頃お金をかけないでスマホゲームを楽しんでいる層にとっては多少のハードルとなってしまうのだろう。
一方、いわゆる「ガチャ」を含めたアイテム課金に慣れているハードゲーマーらは真逆の反応を示している。多くは「1200円払いさえすれば、追加課金なく全て楽しめる」という好意的な見方だ。
実際ツイッター上では、価格批判に反論する形で
「新作マリオが1200円で遊び放題ってめちゃくちゃお得だからな?」
「永遠にガチャを回し続けて金を搾取するゲームと、最初にお金を払ってそれ以降課金しないゲーム、どちらが本来のゲームの売り方なのか、一度考え直せば馬鹿でもわかるよね?」
といった意見がいくつも投稿されている。
主流のアイテム課金ではなく、あえて「買い切り型」を採用したことは吉と出るか凶と出るか。マリオランの成否はゲーム業界全体が注目するところだ。