タレントのベッキーさん(32)が2016年12月15日、LINEの年末年始キャンペーン「LINEのお年玉」発表会に登場した。
1月に起きた「ゲスの極み乙女。」川谷絵音さん(28)との不倫騒動では「LINE流出」が大きな注目を集めたが、この日は自ら自虐発言を連発。完全にふっ切れた印象を与えた。
オファー時は「このタイミングで?私に?」
ベッキーさんは今回、大晦日と元日の2日間限定で放送されるテレビCMのナレーションを担当する。不倫騒動後初のテレビCM出演とあり、会場には多くの報道陣が集結。LINEカラーに合わせたグリーンのドレス姿で登場すると、冒頭から「『因縁』と言われていますけど、大丈夫ですか?」と、自ら「ゲスネタ」をブチ込んだ。
ベッキーさんはLINEのサービスが始まった2011年当時にもCMキャラクターを務めていたが、騒動後の起用は本人も想定外だったようだ。オファー時の気持ちを聞かれると「すごく驚きました。『このタイミングで?私に?』と。たくさんご迷惑をおかけしたはずなのに」と恐縮した。
LINEアプリについては「ちょっと前に再インストールさせていただいた」と告白。会場がザワつくと「あ、ちょっとザワザワっとしました」と笑いながら、「今はまだ家族とやりとりをしている感じですけど、年末やお正月に向けて他の方々ともつながれたら」と話した。
また、2016年を振り返って
「今年は一度立ち止まる機会になり、自分自身を見つめ直しました。お仕事をいただけるということが、どれだけ大きなことなのかも分かりましたし、多くの方に支えていただいた。自分の未熟さも分かりました」
とコメント。その上で「来年は支えていただいた方々に恩返ししたい。初心を取り戻せたので、お仕事をたくさん頑張らせていただきたい」と意気込んだ。
なお、退場時に報道陣から「LINE再流出」について質問が飛ぶと、苦笑しながらも「ないと思います」としっかり答えていた。
LINE取締役、ベッキーは「LINEにとって大切な人」
発表会中、LINE取締役CSMOの舛田淳氏はベッキーさんの起用の背景をこう語った。
「LINEが5周年を迎えるにあたって、どこかのタイミングで功労者であるベッキーさんにもう1回CM等でご協力いただきたいとずっと思っており、そのタイミングをずっと計っていた。今回のキャンペーンは『大切な人へ挨拶をする』ことがコンセプト。LINEにとって大切な人は誰だろうと思った時に、ベッキーさんではないかということで直接事務所にご相談させていただいた」
その上で「今回の出演が、少しでも今後の活動のきっかけになればと思っております」とエールを送った。
不倫騒動時には一部で「LINE幹部がベッキーに激怒」とも報じられたが、この時も舛田氏は自らのフェイスブックで、「今回のことで、LINEがベッキーさんに激怒しているなんてことはあるわけがない」(16年1月26日未明)とコメントし、報道を否定していた。
ベッキーさんとLINEは再び手を取り、新たな1年を迎える。