総務省の有識者会議「放送を巡る諸課題に関する検討会」が2016年12月13日、開かれた。NHKがインターネットで放送内容を「同時配信」する是非をめぐり、NHKや民放連(日本民間放送連盟)などが意見を交わした。「常時同時配信」は現在、放送法で認められていない。
NHKは、災害時の関連情報などに限ってネットとの「同時配信」を、総務省の認可のもと行っている。13日の検討会では、同日夜のNHK報道などによると、NHK側は、法改正がされた場合、2019年には本格的なサービスを始めたいとの考えを示した。一方、民放連側は、「国民各層の合意を得ることが不可欠だ」などと、「拙速な制度改正を行わないよう」求めたという。