米ウィスコンシン州の選挙管理委員会は2016年12月12日(現地時間)、米大統領選の再集計でドナルド・トランプ次期大統領の勝利は変わらなかったと発表した。
再集計を巡っては11月に第3党の「緑の党」候補のジル・スタイン氏と民主党候補のヒラリー・クリントン氏の陣営がウィスコンシン州を含む3つの激戦州について再集計を求め、トランプ氏が反発していた。再集計に応じたウィスコンシン州では、トランプ氏が集計前から得票数を131票伸ばし、2万2000票余りの差をつけてクリントン氏をくだしたという結果が出た。
残りのミシガン州、ペンシルベニア州では再集計を裁判所が認めなかったため、ウィスコンシン州の結果が覆らなかったことでトランプ氏の当選が確定した。