「ビーガン料理」でおもてなしサラダ
肉、魚、乳製品、卵など、動物由来の成分を使わない「ビーガン料理」のおもてなしレシピも紹介した。
サウジアラビアの王子が、肥満が進んだため、肉料理をドクターストップされた。野菜しか食べられないが、サウジアラビアは砂漠しかない国で、あまり野菜を作っていない。お抱えの料理人たちは皆中東出身で、肉料理以外のおいしいレシピがわからず、王子を満足させられなかった。そこでマツモト氏にお声がかかり、「ノンオイルベビーリーフサラダ」が生まれた。
ベビーリーフ50グラムを水に20~30分さらし、しっかり水気を切る。こんもりと器に盛り付けたら、とんぶり30グラム、あられ大さじ1、塩昆布10グラムをトッピングする。すだち2個を半分に切って種を取り除き、サラダに添えたら出来上がり。
ドレッシングをかけていないので、長時間置いておいてもシャキシャキ食感が残る。食べる時にすだちをかけて好みの味に調整できるのもポイントだ。
サウジアラビアの王子は野菜が大好きになり、ウエストが20センチも細くなった。マツモト氏は、呼ばれる度にこのサラダをリクエストされているという。
最後は「マグカップチョコレートケーキ」。小麦などに含まれるタンパク質の一種「グルテン」を使わない、「グルテンフリー」のスイーツだ。
二人分の材料は以下の通り。
卵:1個
ココアパウダー・砂糖:大さじ2
生クリーム:大さじ1
バニラエッセンス:小さじ2分の1
ベーキングパウダー:小さじ4分の1
イチゴ:2個
サラダ油:小さじ1
マグカップに油を入れ、指でまんべんなく塗り広げる。キッチンペーパーで塗ると油を吸ってしまうので、指がオススメだ。
卵を割り黄身と白身をよく混ぜ、ココアパウダー、砂糖、生クリーム、バニラエッセンスを入れる。ダマが残らないようさらにしっかり混ぜたら、ベーキングパウダーを固まらないようにふりかける。
マグカップの3分の1まで生地を入れ、電子レンジで様子を見ながら加熱し、カップの3分の2程度まで生地がふくらんできたら止める。目安は1000ワットで20秒だ。
マグカップをひっくり返し、皿に盛る。最後にイチゴを上にトッピングしたら完成だ。
外はトロトロ、中はしっとりとした食感が楽しめる。時間が経つと固くなってしまうので、アツアツのうちに食べよう。