「涙はあまり関係ありませんね・・・」
さらにツイッターは盛り上がり、
「冬場は暖房が効いてていいけど、夏は薄着の人が寒くて映画を楽しめなくなる。少なくとも冷房をする季節には絶対に必要! 来年の夏には復活してもらいたいな」
「別にブランケットの貸し出しなんて、そんなにコストのかかるサービスではないと思うんだけど、なんでやめちゃうんだろう。小さなコストを削ってお客の満足度を落とすのはかえってマイナスじゃないかな?」
などといった声も寄せられる。
気になるのは、その「衛生上の理由」だ。本当に「涙」が貸し出し中止の直接の原因なのだろうか――。J-CASTニュースが2016年12月7日、松竹マルチプレミックスシアターズに取材したところ、
「涙はあまり関係ありませんね。そんなにこだわってはいません」
と話した。
直接の原因は、クリーニング代だ。「ブランケットは毎回クリーニングに出します。それが維持できなくなりました」と説明する。つまり、衛生面をしっかり維持できなくなったため、貸し出しを中止したというわけだ。
また、ブランケットで「涙」をふいても、それほど汚くはないようでもある。
同社によると、ブランケットの貸し出し需要が冬場よりも夏の冷房時に多いこともわかってはいるが、「夏場の(復活する)予定もありません」という。