我が家の長女(11歳)はバレエを習っており、目下の悩みは「体が細くないこと」です。健康体重から見ればそうでもないのですが、バレリーナという観点からみると、太い。
聞いたところによると、娘より上のレベルの女の子たちは、本連載で以前紹介したエナジーバーのようなものしか食べていないとか。いくらバレリーナとして細い体型が好ましいとはいえ、 極端な食生活は長い目で見て体に良くないのはわかっていますし、そうさせたくない。それに成長期ですから、必要な栄養素を摂取するためにバランスのよい食事をとらせたい。でもお菓子を無理に我慢させたら、あとで反動がくる。長女にとって、今とても役立っているのが「キヌア」のお菓子です。
たんぱく質やミネラル、ビタミンB類が豊富
キヌアは、このコラムで以前紹介したココナッツオイルやチアシード、モリンガやスピルリナと同じく「スーパーフード」のひとつ。南米産の雑穀の一種で、コメや小麦に比べてたんぱく質やミネラル、ビタミンB類が豊富に含まれています。ハリウッドセレブたちが積極的に食べていることで知られ、一般消費者の間での認知度は高いです。
「糖質ダイエット」では、ご飯に代わる主食として利用され、女性には頼もしい食材。最近、米国ではキヌアの入った市販のお菓子も増えてきました。栄養価の高いものが多く、学校にスナックを持っていかなければならない娘にとってはかなり助かります。
例えば、クッキー。バターがたっぷり入ってサクサクした食感のクッキーはおいしくて、いくらでも食べられますが、カロリーが高い。それに比べてキヌア入りのクッキーは、カロリー控えめですし、しっとりとした食感で甘さはほどよい。栄養価が高いのみならず、アップルパイ味やチョコレートチップ入りと子どもたちが大好きな味なので、喜んで食べてくれます。