これだけ注目されているということは「成果」と言えます
結核感染症課のポスター制作の担当者によれば、性感染症の中で特に梅毒の感染者がこの5年で5倍になるなど猛威を振るっていることに注意喚起をするため、「思い切って」メッセージ性の強いものを考えて来たのだという。ちなみに国立感染症研究所の発表によれば、16年11月27日までに確認された今年の梅毒患者数は4077人。11年は827人だった。結核感染症課の担当者によれば、感染者が急増した原因ははっきりしておらず、風俗店にいかなくても普通の生活で感染している。症状が出にくいため、知らず知らずのうちに感染し、そして誰かにうつしている状況が続いていて、これを食い止めるためには検査するしかない。
「とにかくこうした状況を知ってもらわなければなりません。セーラームーンのポスターでもそうで、様々な意見が寄せられましたがそれだけ注目されているということであり、成果と言えます。これからも話題になるポスターを作り続けていきます」
と担当者は話していた。