きっかけは1月発売の「チョコソース」
じつは、明星食品の「一平ちゃん夜店の焼きそば」シリーズはこの1年だけでも、「カラムーチョホットチリ味」(11月14日)や「ポテマヨ」(9月5日)、「蒲焼のたれ味」(7月4日)に「わさびマヨ醤油味」(5月9日)など、数々の「変わり者」味のソース焼きそばを発売している。
なかでも衝撃的だったのが、バレンタインシーズンにあわせ、1月18日に発売した「チョコソース」。このときも、ソース味と「甘い」チョコレートの組み合わせに、多くの「一平ちゃん」ファンが絶句。インターネットでは、
「ちょっと、無理。おいしくないw」
「スイーツでもなく焼きそばでもない、微妙な感じ。でも個人的には好きな味だな」
と賛否が分かれた。
明星食品によると、ショートケーキ味は、このチョコソースの反響から生み出されたという。「チョコソースの発売は賛否ありましたが、大きな反響があり、『次はどうするんだ』といった期待を込めた声が社内、社外から次々とあがりました。そこで12月といえば、ケーキ。クリスマスに向けて『ショートケーキ味』でいってみよう!という流れで発売に至りました」と、きっかけを説明する。
ちなみに、「社内で、『変わり者』と思っているのは、チョコソースとショートケーキ味だけです」という。
「サクサクした菓子のようなイメージにしたかった」と話し、「味の甘さとすっぱさ、しょっぱさのバランスもあるのですが、なんといっても『あとのせかやく』です。イチゴとヨーグルト風味キューブの『コロコロぐると』のサクサクした食感を出すのが大変でした。と、工夫を凝らした。
インターネットの声に、「弊社としては、おいしい、マズイといった領域を超える新しい味覚の世界を提案させていただいているので、どちらにしても反応していただけることはうれしいです。みんなでわいわいやっていただき、楽しんでいただければと思っていますし、どんどんディスっていただいても結構です」という。
「変わり者」味シリーズについて、「1年に1、2回はわくわくするような新しい味覚の世界を提案していきたいと思っています」と、今後も期待していいようだ。