お通し、「日本人でもあれは困惑」 「外国人トラブル報道」機に議論再燃

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

ヤフー意識調査では、7割が否定的な回答

 

   「お通し」について、立教大学法学部の細川幸一ゼミが2014年1月にまとめた調査によると、学生が訪れた居酒屋チェーンの半数で「お通し」を断れず、ネットアンケートでは値段について約7割が「高い」「やや高い」と答えていた。

 

   これはニュースでも報じられ、ヤフーが直後に「お通し」がどうあるべきか意識調査をしたところ、「無料で出してほしい」「無料でもいらない」と答えた人が約7割にも達した。「今のままでよい」は1割強に留まっていた。

 

   また、Jタウンネットでは、15年11月15日付記事で、居酒屋チェーン各社に客から「お通しいらない」と言われたときにどう対応するかを取材した結果を表にまとめている。5社は「お通し」カットが可能だとしたが、養老乃瀧は「基本的に対応しない」、つぼ八は「アレルギーがある場合などで対応」と答えていた。

 

   そこで今回、養老乃瀧の広報担当者に、J-CASTニュースがあらためて取材すると、「アレルギーで食べられないときなどは、別のものに変えられます」と話した。外国人に対しては、英語と中国語のメニューを用意して、「お通し」の説明も載せているとし、トラブルは聞いたことがないという。「お通し」については、「料理が出てくるまで、『酒の肴』として楽しんでもらうおつまみです。アルコールを飲む人だけに付けており、テーブルチャージとは違います」と説明した。

 

   つぼ八の広報担当者は、アレルギーがある場合などで「お通し」カットできると、Jタウンネット記事の時と同じ説明をし、アルコール注文のときだけ「お通し」を付けているとした。英語や中国のメニューでは「お通し」に触れていないが、外国人の来客は少ないため、トラブルは聞いていないという。

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