9日に弾劾議案の採決
だが、たとえ90分であろうと20分であろうと、高校生ら300人以上の乗客が命を落としつつある事態だと知りながら、髪をセットしていた事実に変わりはない。今回の件で、世論の反発は一層拡大しているようだ。
12月9日には朴氏の弾劾を求める議案の採決が控えている。
可決の鍵を握る与党セヌリ党の非主流派は「セウォル号沈没事故時の朴氏の対応」が弾劾理由の1つになっていることに難色を示したが、野党は修正せずに原案を維持したという。ただ、弾劾案を可決するには非主流派の賛成票が必要となるため、投票行動への影響に注目が集まる。
朴氏は6日、与党幹部との会談で「弾劾案が可決された場合は、憲法裁判所の審査を見ながら、国と国民のために淡々と進む覚悟はできている」という趣旨の発言をしている。