【男と女の相談室】ギャンブル依存症が怖すぎる 脳と人格が変わり一生の闘いに

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立ち直るのは「家計簿をつける」「趣味を見つける」

   では、ギャンブル依存症から立ち直るにはどうしたらよいだろうか。日本で圧倒的に悩む人が多いのは「パチンコ依存症」だ。それを克服した人が作っているウェブサイト「パチンコ依存症解決センター」を見ると、多くの人の体験談をまとめた結果として、次の方法が紹介されている。

   (1)家計簿をつける。金銭感覚を取り戻すために効果的。ギャンブルに使ったカネはもちろん、コンビニの買い物のレシートまで記録すると、自分の金銭感覚の異常さに気づく。

   (2)嘘をつかない・ごまかさない。パチンコ依存症の2大特徴は「嘘」と「借金」。嘘に嘘を重ねるのが習慣になる。パチンコをした場合も正直に打ち明ける癖をつける。

   (3)おカネの管理を徹底する。外出する際はカネを持ち歩かない。財布にお札を入れない。キャッシュカードやクレジットカードも持ち歩かない。不安な人は身内の人に財布を預ける。金銭感覚が戻るまで、最低3年間は管理する。

   (4)パチンコの情報を遮断する。誘惑は情報に乗ってやってくる。コンビニの雑誌コーナー、電車の広告、新聞・雑誌・インターネット、すべてからだ。そのくらい脳に焼き付いているので、絶対に見ないようにする。

   (5)病院で専門的治療を受ける。精神科病棟にギャンブル依存症の専門プログラムが用意されているので入院し、規則正しい生活をすることから始める。

   (6)ボイスレコーダーに決意を吹き込こむ。スマートフォンなどの録音機能に自分の決意や目標を語り、折にふれて聞く。

   (7)自助グループのミーティングに参加する。仲間がいると励まされる。また、さまざまな回復支援施設があるので積極的に出かける。

   (8)新しい趣味や仕事を見つける。パチンコよりも楽しく夢中になれるものがあれば、克服につながる。パチンコ依存症になった人は、ある意味で才能がある。依存できるほど物事に夢中になれる才能だ。それが趣味だったら? 仕事だったら? 何かほかのものに依存しよう。おカネが好きなら仕事で稼ごう。

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