「自動車事故対策機構」HPで動画を視聴できる
今回テストした11車種が、いずれも総合評価で最高ランクとなったのは、「自信のあるメーカーしか応募してこなかったから」(政府関係者)というのが実情だ。とりわけスバルは運転支援システム「アイサイト」の安全性を証明するためにも、2016年10月発売の新型インプレッサなど4車種を投入。「対歩行者」項目追加で初の首位を狙ったが、僅差でマツダアクセラに敗れた。
実際の試験は、国交省が独立行政法人「自動車事故対策機構」に委託して行った。対歩行者自動ブレーキなど試験の模様と結果は、同機構のホームページで動画を視聴できる。国交省によると、交通事故の死者のうち、歩行者が占める割合は37%と最も高い。国交省は対歩行者自動ブレーキの試験に加え、乗用車3車種と軽自動車1車種の衝突安全性能の結果も合わせて公表している。