「ほっしゃん。」の芸名でも活躍したお笑いタレントの星田英利さん(45)が、2016年12月6日早朝にSNSへ寄せた「引退発言」を、わずか半日で撤回する「ドタバタ劇」を巻き起こした。
星田さんは当初、自身の芸能界引退について「夏から会社と相談」していた、などと綴っていた。それがなぜ、投稿から1日もたたずに「引退撤回」に至ったのか。J-CASTニュースは、騒動の裏側を所属事務所に聞いた。
「いろいろ考えましたが、続けさせてもらおうと...」
星田さんは6日早朝、自身のインスタグラムに、
「引退を夏からずっと会社と相談してて、そうしようかなと思います」
などと投稿。その上で、「今やってる仕事は、3月までやから、それは絶対、手ぇ抜かんと死ぬ気でやるから」として、年度内の仕事を終えた上での「芸能界引退」を示唆していた。
こうした投稿を受け、ファンからは「寂しくなります」「悲しいんだけど...」といった温かいコメントが殺到。さらに、星田さんの投稿では、引退を考えた理由について一切の説明がなかったため、
「需要はあると思うが、どうして?健康面かな。心配」
「理由がないからこそ心配になっちゃう」
「引退理由を言わないから、デリケートな問題なんだろ」
などと健康面などを心配する書き込みもネット上に相次いでいた。
こうした状況の中、星田さんは6日夜に「引退」に言及した投稿を突然削除。その後、20時過ぎになってインスタグラムを再び更新し、
「心配かけてすみません。いろいろ考えましたが、続けさせてもらおうと思います。ひたむきに頑張ります」
と「引退発言」を撤回する投稿を寄せた。
事務所「正式な相談は受けていない」
いったい、わずか半日で撤回された星田さんの「引退発言」とは何だったのか。所属事務所の「よしもとクリエィティブ・エージェンシー」の担当者は、7日のJ-CASTニュースの取材に対し、
「そもそも、事務所としては『引退』の話は一切聞いていませんでした。本人が担当マネージャーに『もうやめたい』などと話すことはあったと聞いていますが、あくまで愚痴のようなもので、正式な相談は受けたことがありません」
と説明する。
担当者の説明によると、星田さんがインスタグラムに引退を示唆する投稿を寄せた後、事務所側は6日中に本人と面談を行っていた。その場で、事務所関係者が改めて意思を確認したところ、星田さんが「(芸人を)続けたい」と話したという。
なお、半日と経たずして引退発言を撤回した星田さんに対し、ツイッターなどには、
「良かったよ!頑張って下さい」
と安堵し応援する声が出る一方、
「引退ってそんな軽いもんなんだぁ」
「とりあえず、インスタを引退した方がいい」
との厳しい声も相次いでいる。さらには、「構ってちゃん、かよ」とあきれる人の書き込みも多く、中には、「これはかまってしゃん。」というあだ名を付けて揶揄する声も複数出ている。