日ロ首脳会談の成果で「年明け解散」説
一方で「歴史的な偉業」は年明け衆院解散の布石ではないか、との観測も出ている。
もともと年明け解散は、12月15日~16日に行われる日ロ首脳会談の成果を掲げて行われるとの見立てがあった。その後、北方領土問題の大きな進展は期待薄となったため頓挫したと思われていたが、今回の外交成果で内閣支持率を伸ばし、そのまま解散総選挙に打って出る可能性が浮上したというわけだ。
6日配信の日経新聞電子版では、自民党幹部が「真珠湾訪問で支持率は上がるだろう。やるなら1月解散だ」と語ったと伝えている。6日発行の日刊ゲンダイも「安倍首相の訪問決定で急浮上 年明け『真珠湾解散』に現実味」との見出しで観測を報じている。
自民党の二階俊博幹事長は、6日配信の産経新聞電子版によると、こうした見立てについて「解散を考えるのはまだ早すぎる。そういう憶測があるが参考意見だ」と述べたという。ただ一方で「政治をやっている以上は解散を考えるのは当たり前だ」とも述べたという。
(12月8日12時追記)
リード文の「現職首相としては初めてのこと」の部分を削除しました。