NAVERまとめ、ネタ元サイトにも「報酬」 2017年からの運用発表

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   「NAVERまとめ」もついに動いた――DeNA(東京都渋谷区)の医療情報サイト「WELQ」の炎上問題をきっかけに、いわゆる「キュレーションサイト」全般の情報の正確さや、著作権侵害などが議論を呼んでいる。

   そんな中、キュレーションサイトの代表格として知られる「NAVERまとめ」について、運営するLINE(東京都渋谷区)は2016年12月5日、サイト運営に関する「新方針」を発表した。

  • 12月5日、LINEの記者発表会で表示されたスライド
    12月5日、LINEの記者発表会で表示されたスライド
  • LINEが発表したインセンティブについての新指針
    LINEが発表したインセンティブについての新指針
  • 12月5日、LINEの記者発表会で表示されたスライド
  • LINEが発表したインセンティブについての新指針

「まとめ」作成者はランク付け

   5日、東京都内で催されたLINEの記者発表会で、LINEの島村武志・上級執行役員が明らかにした。

   新方針の骨子は、大きく分けて2つ。1つは、「まとめ」の作成者に、その専門的知識や経歴などを審査して「オーサーランク」を適用することだ。現在も行っている広告収益の分配(インセンティブ)の金額を、このオーサーランクに応じて決定することで、情報の正確性の向上を図るとした。

   また、これまでは情報を「まとめられた」他サイトなどへのメリットが小さかったが、新たに、こうした情報元となりうるサイトからあらかじめ「オーサー登録」を受け付ける。これにより、情報元サイトが「まとめ」に使っていいコンテンツの範囲などを設定することなどが可能になり、また実際に「まとめ」で取り上げられた場合、インセンティブをまとめ作成者だけでなく、情報元サイトにも支払うという。

   これらの新方針は、2017年内の運用開始を目指すとしている。

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