お笑いコンビ「よゐこ」の有野晋哉さん(44)がツイッターで、ゲームソフトはショップに直接行って買う、とつぶやいたことをきっかけに、ソフトはパッケージ版を買うのがいいのか、ダウンロード購入するのがいいのかネット上で大論争に発展している。
有野さんは10年以上続くCSテレビ、フジテレビONEの人気番組「ゲームセンターCX」のナビゲーターを務め、「課長」の愛称で親しまれるなど、ゲームに関する発言には影響力がある。
DLで買えば中古ショップに売りに行けない
「ファイナルファンタジー(FF)」といった人気ゲームシリーズの新作は、小売店で売られるパッケージ版とメーカーからのダウンロード(DL)で買うことができる。中にはダウンロードでしか販売しないソフトもある。過去にリリースされたソフトも、値段を下げてDL販売されている。
「FF」の最新作でPS4用ソフト「ファイナルファンタジー XV」(16年11月29日発売) の場合、16年12月5日にメーカーからDL購入した場合税抜で8800円。一方、アマゾンでパッケージ版を買えば、通常版が参考価格9504円に割引が入り、税込み7496円で売られている。DL販売の方がメーカーの利益率は高く、店舗によって異なるがユーザーはDLよりも安くパッケージ版を手に入れることができることが多い。
そうした中で有野さんは2016年12月4日にツイッターで、正月休み用のゲームを買いに行ったと報告し、
「ゲームはね、ネットや、ダウンロードやらはね使わないです。お店でソフトを買うのです。工場→運送→小売店 と、流通を大事にしたいです。で、飽きたら人にあげれるし。感謝もされる。そこまでが、ゲームの流通。買ったソフト クソゲーじゃありませんように」
とつぶやきいたのだが、これが大論争へと発展した。
パッケージを買うと主張する人たちは、ゲームに飽きたり、好みではないゲームだった場合に中古ショップで売れるのが最大の利点であり、そして値段の安さが魅力だと考えている。