「こりゃ早めに買わんとな」
任天堂が「生産中止」を発表した11月11日には、インターネットの掲示板に、
「Wii U生産終了するのか... 結局スプラトゥーン以外ハマれるソフトなかったなw」
「Wii U生産終了かよ。ソフトを充実すれば、まだやれるだろ」
などと、生産終了を惜しむ声が寄せられたが、
そんななか、
「Wii U生産終了マジかぁ。こりゃ早めに買わんとな」
「俺まさにこれの白もってるけどプレミア付くよな? 楽しみだわw」
といった声が寄せられていた。
「Wii U」は2012年に発売。世界的な大ヒットとなった前機種の「Wii」の後継機種と期待されたが、苦戦が続いた。16年9月末までの販売台数は累計1億台を超す「Wii」に対して、「Wii U」は1336万台にとどまっていた。もともと販売台数が少ないうえに、生産中止が発表されたことで、品薄に拍車がかかったことが価格上昇につながったようだ。
じつは「Wii U」の価格上昇は、2~4月ごろにも起こった。Wii Uの大ヒットソフトの「Splatoon(スプラトゥーン)」や「スーパーマリオメーカー」が、クリスマス需要も手伝って、15年末から16年にかけて任天堂の想定を超えるミリオンヒットとなり、売り上げを伸ばしたことや、3月には日本経済新聞が「Wii Uの生産を年内で終了させる」(23日付)と報じたことで、ゲームファンに動揺が起きたことがきっかけとされた。
このときも、「Wii U プレミアムセット(白)」の販売価格が1万円以上も高騰した。