クリスマスには少し贅沢してホールケーキを食べたい、でもダイエット中なので躊躇してしまう――ではもし、カロリーが一般的なケーキの半分以下しかないケーキがあったら?
そんな低カロリー・低糖質ケーキは、どのようにして実現したのか。J-CASTニュースは、開発会社である、プライベートジムのRIZAP(ライザップ、東京都新宿区)を直撃した。
524kcalと半分以下に
RIZAPによると、ケーキの構成は上から、北海道産いちごやブルーベリーを使用した滑らかなベリームース、スポンジ生地、甘酸っぱいヨーグルトムース、スポンジ生地だ。
2016年11月16日に予約受付開始。「大好評」のため、受付終了の12月12日までに限定300個を売り切る可能性が高いという。
特筆すべきはそのカロリーだ。一般的なデコレーションケーキだと、4号(12センチ)で1200キロカロリー(kcal)から1600kcalのところ、524kcalと半分以下に抑えた。さらに、糖質は17.6グラム(低糖質甘味料を除く)と、一般的なシュークリーム1個(糖質19.8グラム、情報サイト「糖尿病ネットワーク」内の表を参照)より低い。
同社担当者は11月30日の取材に対し、
「(今回の低糖質クリスマスケーキの)4分の1を召し上がっていただいても糖質は4.4グラム。一般的なショートケーキと比較し、約86%オフです」
と胸を張る。見た目も普通のデコレーションケーキと変わらない。J-CASTニュースが、「低糖質甘味料を含む」数値を問い合わせたところ、「(除く場合の17.6グラムが)37.3グラムとなり、一般的なショートケーキとの比較では、約71%オフとなる」との回答だった。
実際、画像を見たネットユーザ-からは
「普通に美味そうだ」
「見た目は悪くない」
などと、好意的な声が目立つ。
「クリスマスを楽しんでいただくために」
それにしても、驚きの低カロリー、低糖質はどうやって実現できたのか。RIZAPの担当者によると、その秘密は砂糖の代わりに使った甘味料、スポンジに加えた食物繊維だという。
「砂糖の代わりに低糖質の甘味料を使いました。また、スポンジは食物繊維を加えて糖質の高い小麦粉の使用量を極力減らしながら、しっとりと焼きあがるように原材料の配合を工夫しました」
取材の最後、今回のケーキの開発理由を聞くと、
「ライザップが目指しているものは、心も体も健康な生活を提案していくことです。食べたいものを我慢する、口に合わないものを我慢して食べる、というダイエットではなく、食べたいものをおいしく食べる、イベントごとも楽しむ、といった考えから、お客様にもクリスマスを楽しんでいただくために開発いたしました」
との回答が返ってきた。