東大図書館「一部閉鎖」の大混乱 内部資料流出で拍車

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図書館側「学習や研究に支障をきたさないことを最優先」

   このように一部の学生や教員間で反対の動きが高まっていることを受け、総合図書館は16年11月30日に、

「本館が完全に閉館して全てのサービスが停止するかのような誤解を利用者の皆様に与えてしまったことを、深くお詫び申し上げます」

としたお詫び文を公式サイト上に発表した。その上で、学生や教員の「学習や研究に支障をきたさないことを最優先」にするとして、資料の貸出や学習スペースの確保に努めるとした。

   東大広報課は30日のJ-CASTニュースの取材に対し、ネット上に流出した2つの資料について、「総合図書館が作成した会議資料で、議論のためのたたき台としたもの」と説明。その上で、

「工事期間中は、臨時窓口において、貸出申し込みのあった所蔵資料を、1日~2日程度で臨時の保存スペースから取り出して学内配送により総合図書館に送り、届いた資料を貸し出しする予定です」

と具体的な代替案についても言及した。

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