東大図書館「一部閉鎖」の大混乱 内部資料流出で拍車

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数年かけて順次実施の予定だったが...

   さらに、「学生の会」が25日に図書館側の「内部資料」をツイッターで公開したことで、学生側の反発がさらに強まることになった。「改修工事期間中の総合図書館サービスについて(案)」と題した資料では、工事のスケジュールが変更された理由について、

「数年をかけて順次実施する予定であった(略)工事が、補正予算の措置等により平成29年度内に同時進行する見通しとなった」

と説明されている。

   さらに、公開された別の内部資料では、工事による蔵書の利用制限期間の予定が明らかに。それによると、約16万冊ある開架蔵書は17年度の1年間、約70万冊ある閉架書庫は17年10月から18年3月まで、それぞれ利用できなくなるという。

   このように、図書館の利用制限に関する情報が公表されるにつれ、学生間での反発は強まっていった。ネット上には、東大生とみられるユーザーから、

「信じられない」
「こうした独断は恥ずかしい」
「利用者の声を聞かずに進めることに強い失望感」

などの反対意見が相次ぐことになった。同会が11月25日から始めたオンライン署名にも、開始から3日と経たずに1500筆以上が集まった。

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