百田尚樹氏、「映画宣伝に私の名前がない」 ブチ切れて、またも「小説家引退」宣言

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   小説家の百田尚樹さん(60)がまたツイッターで暴れている。百田さん原作で400万部の大ベストセラーとなった「海賊とよばれた男」が2016年12月10日から東宝系で劇場公開されるが、映画の宣伝に自分の名前がほとんど出てこない。自分の名前を出せば客の入りが悪くなると考えているのだろうとし、「小説界からの引退を決めた」というのだ。

   これに対しネット上では、「映画の原作者の扱いはたいていこんなものであり、名前が全く出ていないわけではない」「引退宣言はこれで何度目だ」といった多数の書き込みが掲示板に出る事になった。

  • またも「小説家引退」宣言
    またも「小説家引退」宣言
  • 百田さんの名前を出すと客が入らない?(写真は百田さんのツイッターのスクリーンショット)
    百田さんの名前を出すと客が入らない?(写真は百田さんのツイッターのスクリーンショット)
  • またも「小説家引退」宣言
  • 百田さんの名前を出すと客が入らない?(写真は百田さんのツイッターのスクリーンショット)

自分を敵視するジャーナリストや文化人も多い

   百田さんは16年12月2日、「海賊とよばれた男」の映画宣伝に関するつぶやきを連投し、大暴れした。まず、

「『海賊とよばれた男』の映画の宣伝に私の名前はほとんど出てこない。映画会社は、百田尚樹の名前を出せば客の入りが悪くなると考えているのかもしれない」

と始まり、いかに自分はメディアから無視され、ネガティブキャンペーンを張られているのかを愚痴った。自分を敵視するジャーナリストや文化人も多く、これだけやられ続けたらやがて自分の本は売れなくなってしまう。これが潮時だとして、

「『海賊とよばれた男』の映画の宣伝で、私の名前がまったく出されないので、もう小説家を辞めると決めた。もともと50歳でデビューした時、10年だけやろうと思っていた。今年でちょうど10年。マスコミから完全に抹殺される前に引退して、あとは好きな本を読んでのんびり暮らすことにした」

と引退宣言した。小説家引退と同時に、「作品も全部絶版にしようかな」ともつぶやいた。

   映画の宣伝に原作者の百田さんの名前が無いというのは本当なのだろうか。J-CASTニュースが16年12月2日に調べてみると、映画の公式ホームページのトップページの中ほどに小さくだが名前があった。それだけではない。「原作」のタグがあり、それをクリックすると百田さんの大きな写真とプロフィールが掲載されている。

   ただ、ユーチューブの「東宝MOVIEチャンネル」の予告編には百田さんの名前は無かった。ただし、3年前の13年12月に公開された百田さん原作の映画「永遠の0」の予告編でも、百田さんの名前は一番最後のスタッフ一覧の中に小さく出ているだけ。「海賊~」の予告編には、なぜかこのスタッフ一覧が付いていなかった。

東宝宣伝部「ポスターやチラシにも名前は載せています」

   配給元の東宝宣伝部にJ-CASTニュースが12月2日に取材したところ、

「ポスターやチラシにも名前はきっちり載せていますし、意図的に外すことなどありません。予告編に名前が無いのは画面構成とナレーションの関係であのようになっているだけです」

と百田さんの主張を否定した。

   一方、ネット上では、百田氏の引退宣言に関して「これで何度目だよ?」などと呆れる人が続出している。15年7月には「沖縄の2つの新聞はつぶさないといけない」という主張に大批判が集まったため、マスコミや文化人たちが自分をつぶそうと躍起になっているとし、

「アホらしくなったので、小説家を引退します」

などとつぶやき、さらに8月にかけ引退撤回と引退宣言を繰り返したため、ツイッターなどで「とっとと引退しろ!」などといった大合唱に発展したこともある。

   今回の騒動でも、

「もう何度目なんだ。引退宣言が趣味なのか」
「子供かよwww」

などといったことが掲示板に書き込まれている。

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