「光が1点に集まってセンサーなどが焼ける恐れ」
「レーザーや太陽などの強い光がレンズに向けて照射されると、光が1点に集まってセンサーなどが焼けたりすることがあります。カメラは光を電気に変えていますので、強い電流が流れてセンサーが破壊されたりすることもあるでしょう。画面や写真に横線が入る症状が出るのは、電気が横方向に流れる仕組みになっているからです」
図などを指し示すのに使われる市販のレーザーポインターなどでもカメラが壊れる恐れがあるかについては、ソニーの担当者はこう言う。
「それは、一概には言えず、光の強さや当て方、カメラにもよります。太陽にカメラを向けると、場合によっては壊れる可能性もありますので、注意が必要です。カメラに、強い光を当てるのはよくないということです」
レーザー光について、ソニー製のカメラやビデオによっては、センサーに損傷を与えることがあるので照射されることがないように、と取扱説明書に注意書きを付けているものもある。
また、ソニーの担当者は、今回のようなレーザーが目に当たった場合について、「カメラが壊れるくらいですので、あまり目にはよくないと思います」と言う。プレゼンなどで使われる市販のポインターでも、長い時間にわたって目に光を当てることもよくないそうだ。