タイで2016年10月に88歳で死去したプミポン国王にかわって、12月1日、長男のワチラロンコン皇太子(64)がチャクリ王朝の第10代国王(ラマ10世)に即位した。タイでの新国王誕生は70年ぶりとなる。
同日暫定議会の議長が首都バンコクの王宮で皇太子に謁見して即位を要請し、皇太子はこれを受諾した。同議会は10月に皇太子が即位することを確認したが、皇太子は国民と共に前国王の追悼に加わるとして、即位延期の意向を示していた。
戴冠式(たいかんしき)は17年に営まれるプミポン前国王の一連の葬儀のあとに執り行われる見通し。