「あんしんショップ認定制度」を導入
そうしたなか、全携協も全国の8400店(2016年9月末時点)のキャリアショップを対象に、「あんしんショップ認定制度」を導入。消費者に安心して契約や相談できる体制を整えている。17年1月から、店頭にわかりやすく、鳩をモチーフにした認定マークと「お客様への誓い」を掲出する。
認定の有効期間は1年間で、更新が必要。また認定後に不適格と判断されたショップは認定を取り消す場合があるという。審査委員会には、総務省もオブザーバーに加わっている。
16年11月29日には、「あんしんショップ」が17年1月1日のスタート時点で、キャリアショップの半数以上にあたる4290店に認定される見通しになったと発表。当初の予想を上回る申請があり、「あんしんショップ」の認定を受けたショップはキャリア別に、NTTドコモが1553店、ソフトバンクが1162店、auが1148店、Y!mobileが427店(11月24日時点)となった。
なかなか減らない契約時のトラブルについて、全携協は「各種セミナー開催や、消費者活動や地域活動との連携などの取り組みを深めていますが、今後さらに契約に不慣れなお客様の増加に対する接客力の強化や複雑化する端末やサービスの整理などが必要と思われます。特効薬は見つかっていませんが、業界全体でトラブルを減らす努力を継続していきます」としている。