スマホなどを使うカードバトルゲーム「シャドウバース」の大会で、事前に告知していた内容と違うと優勝者らが激怒し、主催者のサイバーエージェント側が謝罪する騒ぎになっている。
運営する動画配信サイトの名前を取ったゲーム大会「FRESH!杯」は、2016年11月26、27日に初めて開かれた。
「賞金10万円(検討中)」の表記が突然なくなる
17日の告知時点では、「賞金10万円(検討中)」などとされ、サイト上の告知記事では、「大会の様子は全試合FRESH!で生放送致します」とうたってあった。
ところが、その後に、賞金の表記はなくなり、動画配信サイトでは、A・B両ブロックの試合のうち優勝者のいたBブロックは放送されなかった。これに対し、優勝した男性が大会後の28日、「心底バカにされた」とブログで訴えた。
この男性によると、参加者に断りなく賞金が突然なくなり、Bブロックを放送しないことについては、スタッフから「配信機材のトラブル」と当日になって説明されたという。主催者が賞金を検討中としたのは参加者を集めるための方便に過ぎず、Aブロックだけ放送されたのはゲームファンらに人気のある参加者が集められたためではないかと男性は不信を募らせており、「結果としては優勝しましたが、嬉しくはありません」と憤っている。
これに対し、サイバーエージェント側は、運営するサイト「GAMY」上で28日、騒ぎの経緯を説明した上で参加者らに迷惑をかけたと謝罪した。