医療サイト「WELQ」閉鎖前のトンデモ記事 「肩こりは霊的トラブル」

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東京都福祉保健局「薬機法上問題がある」

   一方で医療従事者やメディア関係者は、不正確な医療情報を垂れ流しながらアクセス数を稼ぐのは「不誠実」だと厳しく批判していた。16年11月ごろから、こうした声が燎原の火のように拡大。11月26日には「元welqライター」を名乗る人物が、「記事をチェックしている人たちは医療のことも病気のことも知らない」「(ライターは)素人集団に少し医療のことが分かっている人が混ざっている、といった状況」と制作現場の「専門家不在」をブログで告発する事態となった。

   東京都もついに動いた。11月28日、都福祉保健局が、前出の薬機法上問題のある記事があった」、として、DeNAの担当者に事情聴取を求めた。

   同局薬務課の担当者によると、きっかけは音喜多駿都議の通報。薬務課は30日16時半までにWELQ側と意見交換はできていないものの、

「(記事に)特定の商品名を出しており、『情報サイト』というより広告に該当する可能性が高い。まずは『誰が広告主なのか』事実確認をしたい」

としている。

   薬務課は、WELQについて、「存在を知ってはいたが、記事の内容まで注意深くチェックできていなかった」と明かした。

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