設定温度を1度下げると、電気代が約5%安くなる
ただ、エアコンは電気ストーブなどの他の暖房器具と比べると、「能力」は最も高い。前出の日本冷凍空調工業会によると、「エアコンはヒートポンプ式なので、電気ストーブなどに比べると4~5倍の能力アップになります。また、最近は省エネ性能も向上していますし、住まいも密閉性が高いので、暖房コストが下がってきています」と話す。
さらに、エアコンの暖房代を抑えるには設定温度を低めにするのがいいようだ。一般に、設定温度を1度下げると、電気代が約5%安くなるとされる。もちろん、フィルターの掃除を怠らないことや、温風の当たり方などをこまめに調整するなどの工夫も暖房効率を上げることにつながる。
それでも、暖房による電気代が高いことについて、インターネットの掲示板には、石油ファンヒーターや石油ストーブを使っている人たちの声が集まり、
「エアコン1か月の電気代と、石油ファンヒーター1か月の電気代と灯油代だったら、どっちが安いん?」
「石油ストーブが一番安いと思うんだがwww 餅も焼けるし湯も沸かせるしさw」
「やっぱ石油ストーブ。ヤカンに水入れとけば乾燥防止になるし。ただ小さい子やペットがいると危ないけど」
「エアコン暖房は上しか暖まらないので部屋全体が暖まらないのが不満」
「コストより快適性。乾燥しないのはFF灯油かな?」
といった声が寄せられている。